問題
Google に代表されるように知識へのアクセスはどんどんしやすくなっている。有名な心理学者によると、インターネットにアクセスできる人であれば、もう大学は必要ないだろうと言われている。しかし、アクセスできるだけでは十分ではない。19 世紀に義務教育が導入されてから、どのように学ぶべきかはまだ議論の対象になっているのに、その知識を身につける方法に関して、大きな進歩は見られない。
現在、自動化と人工知能の進歩の影響で、知的な知識を必要としない職業がどんどん無くなると予想されている。一方、AI の進歩の影響で、新しい仕事、特に創造力が必要な仕事も新たに出てくる。その変化によって生じた機会を捕らえるために、新しい知識を早く獲得できるツールを生み出さなければならないと考えている。但し、今の勉強方法は:
- 不自然:
- 人は1対1で人から教えてもらう方が良い。しかし、一般的には教室で人が多い中で学ぶか、一人ぼっちで勉強している。
- 人間の脳にとって、文字を読む行為は不自然。しかし、ほとんどの情報が書面形式となっている。
- 効率が悪い:
- 多くの人は勉強方法が身についている。勉強をはじめると、端から内容を読みはじめて、途中で諦めてしまう。
- 自分の苦手な点に集中せずに、既に出来ていることを練習する必要はない。重要な点に集中する必要がある。
- 楽しくない:
- 多くの教育制度においても、学生たちは単に情報を詰め込む容器のように扱われている。自分の意思で勉強することが少ない。
- 自分の性格や個性に合わせて教えてもらっていない。
上記の点は、特に丸暗記で勉強する方法に当てはまる。最近、丸暗記がダメだと考えている人が増えているそうだが、ある程度はどの学習にも必要だろう。例えば、数学の問題を解決するときは、公式を覚えていないので、参考書で調べてしまえば、思考過程が滞りなく進まない。中東の文化では、適当な機会に詩や聖典を暗唱できることは社会的なスキルと思われている。
解決
我々が提案したいのは、AIで仕事をなくすのみではなく、AIで今ある仕事を新しい仕事に生まれ変わらせることとなる。
人それぞれ能力は違うが、ほとんどの人は潜在能力を引き出されていないだろう。一人一人の能力に合わせて、やる気があれば、誰でも何でも学べるサービスを作りたい。
現在、世界中提供されているサービスには、何が欠けているだろう?
- 機械とコミュニケーションしているように感じる。人間のような温かさを感じる対話 コミュニケーションをしていない。
- 新しいコースをつくるのが難しい。 学びを助ける柔軟な機能がない。
- 言語学習のみ、数学のみ と学ぶ対象が限られていることが多い。
- GoogleやAmazonような大企業が提供している基本的なAI機能しか使っていないので、自分の目的に合わにくい。
- コストがかかる。 一番必要としている人々に届かない。
- ユーザーコミュニティがない。あっても、会社が顧客の声を聞いていない。
- タイピングのみで使いにくい。音声入力機能があっても、精度が悪い。
- 小さい情報(単語、日付など)しか勉強できない。
- パソコン用に開発されたサービスではスマホアプリ上でバグが多く、良いユーザー体験を提供できていない。
開発したいサービス
- 優れているユーザー体験
- 機械と会話ではなく、人と相互のコミュニケーションができるように
- 人間と対話してるような温かさを感じる体験
- 本当に良い先生が目の前にいる環境
- 優れている技術
- 機械学習の底力を活用する
- タイピングのみではなく、音声か手書きでも入力できる
- 目的を成し遂げるために、必要な場合には自分でAI機能を作れる
- 優れている操作性
- サービスを使うユーザーコミュニティが自然とできる
- 提供されているコースに加えて、ユーザ自身でも簡単に自分のコースを作ることができる
- 特に途上国や新興国はパソコンよりもスマホの利用が増えるので、スマホアプリを中心にする
皆様の応援よろしくお願いします!